ホワイトリネンっつーのはさ
本文とこのシーツには因果関係ないよ。
ヤフオクってほんと詐欺師と馬鹿の巣だなーって思う。
なんかちょうどいいアンティークリネンが出てて、白っぽい写真でいい感じにモノグラムが入っていたので「ホワイトリネンですか?」って聞いたら「そうです♪」ってことで落札しました。約15000円。
届いた物を見てガックリ。ただの洗いまくって白っぽくなった麻布でした。
もちろん説明とは違うので返金してもらいましたが、この出品者、かなりの数のアンティークリネンを扱っているのにホワイトリネンがタダのよく洗って白くなったリネンという認識だったらしい。
もうね、ボッタクリの上にそれかよ。
ホ ワイトリネンってのは怖ろしく細い麻糸で織った高番手の麻のこと。エスティーローダーの香水でもなんでもない。そんだけ手間が掛かっているのでオーガニッ クな漂白が行われており、アルカリ液を塗って紫外線に晒して時間をかけている。それがホワイトリネンだという認識です。
ドロンワークが地味な物が多く、たぶん男の方のシーツなどに使われたのではないかと思う。薄くて高番手なのでカットワークができんのだろうな。
ヤフオクで売っている馬鹿はもとより、シャビーシックブームでこの手の麻布のシーツを取り扱う業者がめっちゃ増えている。でもその前に一瞬だけリネンブームがあったときに開店したショップって二年ぐらいで潰れてんだぜ。
それに海外で買い付けすんだろうけど、外人が転売するのをめっちゃ嫌がってる。彼らとしては本当に欲しい人が自分の売価の何倍も出さなければいけない状況に怒っている。その中抜きをすんじゃねえよ、と。
今んところ日本人がこの手の布を買いまくってるんだろうけれどそのうち中国人や韓国人が買うだろう。中国人がこの手の刺繍入りシーツをパクる。するとどういうわけか見た事もないセンスの酷い物体を作り出す。
十億人皆殺しにしておいた方がいいな、ってかんじ。こういう奴に売りたくない気持ちは凄くよくわかる。クソダセエ。
そもそもこの手の刺繍入りシーツってあんまり高くないんよ。いいとこ3000円程度、20ユーロとかで買えるものなんだ。もちろんこの刺繍に価値を見いだして1000ユーロ超の値段設定している店もある。フランス人の店な。
ただ日本人が売っているシーツは高すぎ。ボッタ過ぎ。手織りの大麻シーツで2万円とか。馬鹿じゃねえか?
こういうの手に入れて「ていねいなくらし」をエンジョイするのもいいでしょう。だけどアンタがこの馬鹿どもに払った金で馬鹿どもは増長するわけです。てめえでフランスやイギリスの蚤の市に行けない人は無理すんな。
家の押し入れに香典返しの麻のシーツがあるだろ。それ東欧の品だから、それでスモックでも作ってろってこった。