ダイアンフォンファステンバーグを着た豚だ
友達は豚だ。
たぶん6L〜8Lはあると思う。女の普通のMサイズが9号とすると、8Lは32号という意味のわからない数字になる。なお、24号から上はニッセンのオリジナルサイズとなる。
ちなみに私も6Lなので他人の事はいっさい言えない。
たぶん日本なら6Lは超太っていることになるので大変だが、世の中には肥満の人が人口の7割を占める国がある。ちなみにそういう国は三分の一の子供が糖尿だ。
私が肥満国の肥満ショップに行ったとしよう。そうするとまず店員が出ててきてこう言うわけ。
「お前はスリムだから普通サイズの店に行け」と。
「いやいや私肥満ですからwww」と袖を通すとどれもブッカブカ。
160センチ100キロはこの肥満国では普通サイズにギリギリ入る服があるのだよ、驚くべき事に。
そして友人と買い物に行った時、私は普通にデパートに入ろうとしたのだが、友人はそれを拒み、激安服でいい、という。しまむらだって最近は4Lサイズがあるから、と。
デブの人に共通するのが、なぜかハイブランドの服を一着も持ってないということだ。しまむらで買った980円のワンピに、30万のシャネルのバッグをぶら下げてくる。靴はクロックスだ。それ全部逆だから。服20万、靴8万、それでバッグ10万、そういうバランスの取り方しろよ。
デブと貧困は結びついているというが、やっぱりデブは貧乏だと思う。
ユニクロ、しまむら、サンキ、ニッセンの繰り返し。そんな店で天然繊維なんか売ってるかよ。いいとこ石油でできたポリエステルが精一杯。ポリって臭いのよ。汗掻いたら確実に臭う。痩せている人だってすごい体臭を感じる事もある。それ言っちゃうと微妙に差別に繋がるから言わないけど、臭いものは臭い。
なのにデブはポリを着る。洗っても綺麗にならないポリを。臭い消しのためにダウニーを投入する。でも汗臭い腐った臭いは消えないの。
どうやって洗うかというと、伸縮性ポリの繊維がギリギリ変質しない温度で石鹸を溶かし、液性を変えて一気に油脂を分解するっす。
これは水の硬度が高い地域では駄目なので、住んでる場所によっては安ポリと安アクリルを着るとワキガの人になるぜと言う……。
欧州の文化圏ではこういう安物のポリを着た東洋人をまとめて「ポリエステルを着た連中」と呼んで馬鹿にする。いまでもアメリカのドラマではよく聞く台詞だ。
意味合いは違うけど、こういうことらしい。
「ゴージャスなフリして一生懸命着飾って一見してそれなりだけど、実はペラペラの安物しか買えないチンケでショボイし、品格も行儀も何もなっちゃいない、素材を見る目もなけりゃ、洋服を手入れして大事に着る技術も教養もセンスも金もない、何でも洗濯機に放り込んで終わりの雑でガサツで、ついでに養ってくれる男もロクなのがおらず、人のものを横取りして喜んでいる下品な究極ダメ女」
ワキガも悪化しますよ。
ニーマンマーカスでもバーグドルフグッドマンでも、今はプラスサイズは専門のスタッフをそろえて対応している。日本語も通じる。伊勢丹だって縮小されたけどデブ服コーナーあったでしょ。
で、私は6Lになる前に、ダイアンフォンファステンバーグの服をよく着ていた。
日本でこんなにDVFDVF言われる遙か前の話だ。
その頃、私は3Lと4Lの間を行ったり来たりしていて、DVFの服はサイズ14がピッタリだった。ゲイゲイしいデザイナーの作るヨーロッパブランドと比べてDVFは胸のラインが綺麗だった。胸が大きくてよかったなーと思ったのはここの服だけだ。
とにかく胸が大きく、腰が張ってないと話にならない。
中国人とかフィリピン人が0号を着て自慢しているのを見るけど、あれは見てて憐れだった。若くて綺麗な人が細さを自慢しているのではなく、難民で流れ着いた欠食児童が、白人様相手の児童売春の結果ワンピース買っているようにしか見えねーんだもの。
デカイ骨格と筋肉を作るのは小さいときの食生活。肉肉野菜肉野菜肉。
こういう欠食児童で食生活が貧しかった人に似合うのは日本のブランドだから、コムデギャルソンとかヨージとか着てろ。
モデルに着せたワンピの写真にサイズの注釈がある媒体でも、モデルの身長と3サイズとワンピースのサイズ書いてあるよ。みんな6〜8着せてるよ。
というわけでここではダイアンフォンファステンバーグの有名なラップワンピースであるジュリアンをモデルに書くよ。
ダイアンフォンファステンバーグのジュリアン
ダイアンフォンファステンバーグのラップワンピにはいろいろな種類があります。
襟が付いて長袖のT72、ジャンヌ
衿がなく長袖 ブルーナ、ジュリアン
襟付き七分袖 ジュリアン
袖無し衿つき ジェード
最大サイズは14。アメリカサイズの14は日本で言うところの3XL〜4XL、21号に相当するけれど、体感で言うと2サイズは小さい感じ。胸と腰の張ったデブなら挑戦する価値はある。最強の着痩せ服。ジュリアンを着てサイズのあったDVFのジャケットを着ると、3XLでもちょっと太いMサイズの人ぐらいに見える。
DVFはウルセえ肥満国のファッション誌では、ブラカップサイズCぐらいまでの人が着るべきだとされている。まーアンダーバストとの差は17センチぐらいかな。
私は構わないで着てたけどね。
こんな感じですよ〜。
ジュリアンにはシルク、ウール、レーヨンとスーパーソフトビスコースがある。一般的によく知られているのはストレッチ素材のシルクで、これは皺にもならず、よく伸び、くるくる丸めるととても小さくなるので旅行先でパーティーなどがあるときには大変重宝する。洗う技術のある人はテメエで洗える。生地が丈夫で染色も上手。これが基準。
このシルクストレッチだけどわりと厚め。ニッセンのポリエステルジャージしかしらない人は伸縮の違いに驚くと思います。
だいたいバスト105センチぐらいの人だとマックス14が着られると思います。
ウールはシルクより伸縮するのでそれを考えてサイズ小さめにできています。LサイズかLLサイズの人が買うべきもの。
同様にレーヨンもよく伸びるので2サイズぐらい狂ってる。
スーパーソフトビスコース(ビスコース85、ポリアミド15)という黒くてつやつやな生地はストレッチも効く割に大きくできているので、どうしても着たいという人は「スヴェトラーナラップ」で検索するとよい。ただし肌面積大目。
ジェードは袖がないのでそのぶん太めの人でも着られるとは思います。でも、行って4XLの大きい人かな〜。
ダイアンフォンファステンバーグのワンピースはラップワンピで問題となるのは胸です。胸さえ入ればあとはどうとでもなる、と言いますが、デブの場合はさらに問題があって、ウエストを縛る紐が足らなくなります。
だからあんまり太ると着ることはできません。
ですがもし、ボーイフレンドブレザーという薄いシルクでできたボタンのないジャケットでUS14があったら挑戦してみてください。
たぶん5XLぐらいの人まではいけると思うし、これを着るとすごく細く見えます。
「ワキガじゃないんだけどユニクロのエアリズムを着ると全体的に臭い」という人はシルクかリネンにすると一発で解消します。
6XL以上ぐらいの激デブが着るべきハイブランドはまた今度。